2014年5月20日火曜日

ラプサンスーチョン

                   こんにちは、クロリスフローラです。

ある時ラプサンスーチョンという紅茶に出会いました。

この紅茶は、松の薪で燻製した中国の紅茶で
超スモーキーな正露丸の匂いがして、
嫌いな人は、一口も飲めない紅茶として有名です。

イギリスに行った時に
 英国の女王様が好まれた世界で初めての紅茶、
          ヨーロッパの王族や貴族に人気がある紅茶
            そして東洋の神秘的な香りの紅茶などと
          (多分そんな感じだった・・・英語なので)
        説明されたのでものすごく期待してわくわくしながら
            飲んでみたら衝撃的な香りがしました。
                まさしく正露丸。

          この時に私が飲んだのはフォトナム・メイソンのもの
            だったと思いますが、かなり強烈な香り

          この正露丸臭が貴族の方々を魅了する東洋の神秘?!
       

            味の方はその後日本で飲むんだ時と比べて、イギリスは
            硬水のせいかそれほど受け付けないという
          程ではなかったのですが、やはり飲みにくい味でした。
               
           
          「お砂糖をたっぷり入れて、レモンを絞るといいわよ。」
          と言われて飲んでみると飲みやすくなりましたが
            
        帰国後日本の軟水で飲むとさらに個性的な味が際立ち
        
      
その後ラプサンスーチンは私にとって
嫌いじゃないけどもういいわ。
   という遠い存在になりました。


紅茶教室に行った時に
あらゆる紅茶を
テイステイングをする機会もありましたが
ラプサンスーチョンが一番好きという
ヨーロッパ貴族系の感覚の方もいらっしゃったので
やっぱり好みが分かれるのだと思いました。



先日、『ラプサンスーチョン(正山小種)と言えば
       「正露丸の匂い」のイメージしかない方も多いと思いますが、
本来の正山小種の香りは、日本ではなかなか味わいにくい
ドライフルーツ「龍眼」を思わせる香り。

スモーキーではあるけれど甘く優しい香りとまろやかな味わいのある「本物の正山小種」』

という紅茶の説明が目に留まり甘く優しい香りとまろやかな味わい
にひかれ、何だか急に注文してみたくなりました。

これで、紅茶の好みはヨーロッパ貴族のお仲間入りができるかしら。

でも、その前に一応竜眼を調べてみたところ。

リュウガン


ちょっとライチに似ているリュウガンの実


     「 独特な香りと味があり好みが分かれる。多量に摂取すると鼻血が出るという俗説がある。 」という説明があり

独特。
好みが分かれるんだ。。。鼻血まで。すごいパワーだわ。

その上にこちらの「本物の正山小種」はものすごく高い。
苦手な味だったら50gをミルクテイーでも飲みきれない。
チャイにしてもだめそうだわ。

う~ん。と見合わせることにしました。
こういうことをあれこれ考えることがすでに
東洋の神秘を感じられる人間ではないのかもしれません。

やっぱりヨーロッパ貴族系にはなれそうになくて残念。